草太郎の代表的なお菓子といえば、草というだけあって「よもぎまんじゅう」なのですが、秋ということで旬の栗を使ったお菓子「千寿栗」を選びました。
室蘭の和菓子屋さん
草太郎は北海道室蘭市の和菓子屋さんです。室蘭は札幌から少し距離がありますが、特急で1時間ぐらいのところにあります。1時間半ぐらいかな。
地図でみると、札幌と函館を直線で結んだ中間地点あたりにあります。
JRでも高速でもその直線どおりに行くことはできないのですが。
そんな室蘭のお菓子屋さんですが、大丸札幌で買えるようになりました。
昔は札幌市内にも出店していたこともあったお菓子屋さんです。
自己破産から復活
草太郎は、1950年の創業。昔からある地元の和菓子屋さんでした。ほんとは室蘭だけど、札幌でも有名なお菓子屋さんで、20年ぐらい前でも六花亭と同じぐらいの知名度はありました。
それが、2015年1月に自己破産してしまいました。その数年前ぐらいからは味の低下が噂されて、あまり選ばれなくなっていました。なので、その状況にそれほど驚かなかったのを覚えています。
その草太郎がいつのまにか復活していました。最近、大丸でみかけて気づいたのですが、自己破産から10ヵ月後には、東京の株式会社アイセ・リアリティーという自然食品や健康食品を扱う会社が事業継続していました。
もともと人気のあったお菓子屋さんなので、復活にも驚くことはないです。
高級感あるパッケージ
まず大きさがあります。ふつうのお饅頭にしては大きいです。そして茶色とゴールドの組み合わせが、落ち着いている中にもゴージャスな高級感があります。栗自体、高価なものが多いので、そのイメージに合っています。
ボリュームあり
お饅頭自体もボリュームありです。直径5cmほどで、よくみかけるお饅頭よりもひとまわり大きいです。さらに高さが4cm強ほどあります。これがより大きく見せる効果があるようです。
まるごと栗入り
中心にはまるごと栗が1個入っています。その周りには白餡。その外側はお饅頭の皮、薄皮とまではいきませんが、それほど厚みもありません。
最後に上部に羊かんが帽子のように乗っています。1~2mmぐらいの厚みがあります。たいていの饅頭はこの部分は黄味だったりするところです。
全体としては4層になっています。
栗の味をひきたてる白餡
一番甘いものは上部の羊かんです。ただ量が少なめなので、それほどクドさはありません。
皮はほとんど甘みはなく、白餡と栗に少し甘みがついています。甘さは控えめですが、白餡の濃密さは残っています。この濃密さは、白餡の好き嫌いが分かれるところだと思います。私はねっとりしたような舌触りが好きです。そこはしっかりと残っていました。
白餡の甘さを抑えめにしているため、自然の栗のほのかな甘みを味わうことができます。よく考えられた味です。
もう少し量が少なく小さめでもいいかなと思いましたが、おいしくいただきました。
エネルギー量について
不明です。
価格について
税込230円